季節の便り | 山の幸

2025年06月30日

今年の根曲がり竹採りは苦戦。[山の幸]

2025.6月
 
野沢温泉では
6月は竹の子(奥山に生える根曲がり竹)の季節。
 
竹の子は、みんなが楽しみにしている一番人気の
山菜です。
 
 
今年は雪が多く、雪消えも遅く、奥山の気温が上がらずに
なかなか生えてこなかったのです。
 
6月初旬は全くダメです。
 
 
6/12(1回目)
 
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ちょっと早かったようで、収穫は少ないですね。
 
 
ところが、6月中旬から暑い日が続くと、一気に最盛期へ。
 
 
6/19(2回目)
 
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6/20(3回目)
 
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6/25(5回目)
 
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いかがですか。
 
前半の遅れを取り戻すように、大収穫です。
 
 
山の斜面の向き(南向き?東向き?)や日当たりで、
竹の子の生え方に差がありますね。

雪消えや気温、雨の量にも左右されるみたいです。
 
 
山から家に帰って一仕事。
 
 
竹の子の皮をむいて、節抜きをしたら麻釜へ。
 
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高温の温泉(90℃以上)で軽く湯がくと風味がまして
より美味しくなるんです。
 
 
 
冷水で十分に冷ましてから加工場へ。
 
 
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瓶詰にすると長期保存が可能になります。
 
 
道の駅や直売所で売っているものは
これです。
 
野沢の奥山の竹の子は美味しいですよ。

2025年05月07日

春の山菜、コゴミ。[山の幸]

2025.5月

雪が消えると、山々には春の山菜が
芽生えてきますが...
 
今年は!
 
気温が低いせいか生えてきません。
 
いつもなら、4月20日過ぎに大丈夫な場所へ
5月始めに行ってみました。
 
 
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あちこちに雪が見えますが、日当たりの良い所には
コゴミがちらほら生えています。
 
 
斜面を登って行くと...
ありました!
 
 
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柔らかそうな新芽
美味しそうなコゴミです。
  
大雪で時期がずれましたね。
 
 
今日の収穫です。
 
 
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色の濃い緑色、太くて柔らかい良品です。
 
 
細かいゴミを取ってから、源泉の麻釜で茹でましょう。
 
温泉の風味で美味しくなるんですよ。
 
今日は、サラダ風に醤油とマヨネーズでいただきます。
 
 

2024年06月29日

熊さんの朝食後?[山の幸]

2024.6月

野沢温泉の奥山は「根曲がり竹の子」の
最盛期。

一年の短い間しか採れないので、今がチャンスと
大勢の皆さんが山へ入っています。
 
 
私も友人と一緒に奥山へ。

山の斜面を登り、竹やぶの中にこんなものが
散らかっていました。
 
 
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これは何だ?
 
 
少し上の方を見てみると...

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やっぱり竹の子を食べた後だ。
 
 
上へ上へ食べ散らかした跡が続いています。

状況から推測すると、熊が食べた後?
 
 
近くには熊のフン、獣臭い匂いもします。
 
何とも言えない唸り声も聞こえます。
 
 
さっきまで熊がいた気配を感じ、熊鈴を鳴らしながら
斜面を下りました。
 
彼らの朝食を邪魔してしまったみたいです。
 
 
怖い場所を離れて竹の子を採りましょう。
 
今日の収穫はこんな感じです。

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雨が降らないせいか、ちょっと固めかな?
 
 
 
いつものように、皮をむき節を抜いてから
源泉「麻釜」で軽く茹でます。

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保存用にビン詰や缶詰にします。
 
 
 
久しぶりに竹やぶの中で熊の存在を感じました。

熊鈴やラジオの音で逃げていったと思います。

2024年06月18日

旬の「根曲がり竹の子」。[山の幸]

2024.6月

野沢温泉の6月は竹の子の季節。

奥山へ続く、通行止ゲート冬季閉鎖が解除。

6/1から竹の子採りが始まりました。
 
 
道の駅や農産物直売所で売り切れ続出!

旬の味を楽しみに大勢の観光客が訪れ
「根曲がり竹の子」は大人気ですね。
 
 
私も友人と連れ立って奥山へ。

熊が怖いので、熊鈴、ラジオは必需品。

藪の中では、熊に人間の気配を知らせるべく
大音量でラジオを鳴らしています。
 
 
6/9・1回目

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今日の山は、ちょっと早めかな。

小ぶりな竹の子が多いです。
 
 
皮をむいて節抜きをしてから源泉「麻釜」で軽く茹でます。

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6/11・2回目

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前回と同じ山ですが、違う場所へ。

日当たりが良いのか、結構大きくなっています。

ですが、今年は雨が降らないため藪はカラカラ。

水分が少ないせいか、硬くてイマイチかな?
 
 
今回も源泉「麻釜」で軽く茹でます。

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源泉は90℃より上。

アクが抜けて風味が良くなります。
 
 
 
6/15・3回目

今回は違う山へ。

タイミング良くてラッキー!

沢山採れてリュックは重かったなぁ。

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少し雨が降ったせいか、柔らかくて
食べるところが多い上物ですね。
 
 
今回も源泉「麻釜」で軽く茹でます。

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ちょっと嬉しいくらいの多さです。
 
 
 
茹でた竹の子は水でしっかりと冷ましてから
加工場へ。

瓶詰めや缶詰にして保存します。
 
 
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山は広いので、まだまだ竹の子シーズンは続きます。

今度はどこの山へ行こうかな?

2024年04月21日

春の山菜「こごみ」。[山の幸]

2024.4/20

北信州では気温の上昇とともに
桜が咲いてきました。

中尾の湯前の桜も満開!
きれいに咲いています。

飯山市の菜の花公園では菜の花も咲き始め
春真っ盛りといった感じです。
 
 
この時期は、春の山菜「こごみ」の最盛期。
 
 
ちょっと山へ行ってきました。

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軽トラで山道を行き、少し歩いて行くと...。
 
 
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まだ雪が残っています。
 
 
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こんな感じに自生しています。
 
 
大きくなってはダメなので、柔らかい若芽の
緑の濃い太いものを採ります。
 
 
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簡単に採れる山菜なので、山を下ります。
 
 
今日の収穫はこの位。

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ここからがちょっと大変。
手作業で細かいごみを取り除きます。
 
 
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柔らかそうですね。

時期も良くてラッキーです。
 
 
源泉の「麻釜」へ行って茹でましょう。

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温泉で茹でると風味が良くなり、より美味しく
なるんですよ。

流水でしっかりと冷やしながら、再度細かい
ごみを取ってから塩漬けにします。

昔から続く保存方法です。

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