季節の便り | 山の幸
2022年07月09日
奥山のたけのこ。[山の幸]
2022.7月
日本中が暑い中、もちろん野沢温泉も暑い日々が
続いています。
梅雨もあっという間に終わり、既に真夏のような
気温!
一体どうなっているのでしょうか?
春から続いた山菜取りのシーズンは、根曲がり竹で
終わりといった感じですね。
毛無山から続く奥志賀スーパー林道の通行止めが
解除され、久しぶりに奥山へ竹の子採りに行って
来ました。
今年の収穫です。
太くて柔らかそうでいい感じですね。
少し小さいものもあって、時期的にはちょっと早め?
次は、時期をずらして別の山へ。
サイズはまあまあですが、少し固めかな?
梅雨なのに雨が少ない影響があるかもしれません。
また、時期をずらして別の山へ。
今度は大きくなりすぎていて、野沢で言うところの
「せみおり」。
伸びた竹の子の上の部分だけを採るような感じです。
雨が降らないので、表面が乾いています。
天然の山の恵みですから、いい時もあれば良くない
時もあるものです。
皮をむいて節をぬいてから「麻釜」へ。
軽く湯がいてから、保存用に加工場へ持ち込みます。
温泉の熱湯を使えるのは、野沢温泉の特権ですね。
2022年06月17日
善光寺御開帳、初竹の子。[地域の話題, 山の幸]
2022.6月
「七年に一度」の盛儀、善光寺御開帳へ
行ってきました。
新型コロナウィルスの感染拡大により一年延期され
待ちに待った開催です。
回向柱は「善の綱」で本堂に安置される前立本尊に
つながっており、その一面に触れることで前立本尊と
結縁が果たされるといわれています。
みんな整然と並び手指消毒を行い、祈りをささげた後
本堂へ入りましょう。
本堂内では姿を現された前立本尊を参拝した後、
御印文を頂戴します。
御印文は善光寺の宝印で、これを頭に押し当ててもらうと
極楽往生が約束されるといわれています。
しっかりと授けていただきました。
ありがとうございます。
翌日は、今年初の竹の子採りへ出発です。
奥志賀スーパー林道が2年間?道路損壊により
通行止めになったため、久しぶりの奥山です。
この時期としては寒い日が続いたため、道路脇には
雪が残っていて少し早いかな~。
今日の収穫です。
やっぱり時期的に早いみたいです。
6月中旬を過ぎると良いかな?
皮をむいてから源泉「麻釜」へ。
温泉で茹でると風味が違い、やっぱり美味しいですね。
今日の夕食は、てんぷらと卵とじ、定番の竹の子汁で
楽しみましょう。
初夏の野沢温泉、最高のごちそうです。
2022年05月11日
春の山菜「こごみ」。[山の幸]
2022.5月
雪解けを待って山へ。
GW初めの頃「こごみ」を採りに行って
来ました。
春といっても寒い日が続き、山はどんな状況に
なっているかなぁ...。
現場に到着。
残雪が残っています!
標高は低いですが、早朝なので結構寒いですね。
山道を登って行き、日当たりの良いところに来ると...。
ありました。
時期的には大当たりです。
出始めのこの位が美味しいんですよねぇ。
太くて柔らかい若芽です。
十分に採ることが出来ました。
これから細かい草木のごみを取って
(この作業が大変なんです!)
温泉源泉「麻釜」へ茹でに行きます。
しっかりと水で冷やしてから美味しく
いただきましょう。
今日は胡麻和えがいいかな?
2021年11月03日
あけびの蔓(つる)細工。[山の幸]
2021.11/3
野沢温泉では奥山から雪の便りが届き
日々冬に向かっていると感じます。
先日、スキー場説明会がありました。
今シーズンも感染症対策を万全にした
スキー場になるよう、みんなで協力して
いきたいと思っています。
我が家もしっかりと対策をして、安心して
楽しめるよう努力したいと思います。
野沢温泉で豊富な温泉が湧出する「麻釜」。
いくつかある釜の一つ「丸釜」に
何かが浸けられています。
これは何?
わかりますか?
野山に産するあけびの蔓(つる)です。
昔から野沢温泉村周辺で、あけびの蔓(つる)を利用して
玩具や籠類が製作されています。
立派な籠ですね。
もちらん我が家で作ったものではありませんが
素晴らしいですね。
職人さんにお聞きすると、材料は山に自生している
天然のあけびの蔓を使うとのこと。
蔓細工に使える10~15ミリの太さに成長するには
10年は掛かる!!ですって。
採集した蔓を温泉に20分ほど浸けるそうです。
理由は、水よりも温泉の方が柔らかくなり
編みやすくなるとのこと。
完全手作りの花かご。
野沢温泉にお越しの際は、お土産屋さんで
探してみてください。
2021年06月30日
いろんな山の「根曲がり竹」竹の子。[山の幸]
2021.6月
ここ北信州の地域では、山菜採りが真っ盛り。
なかでも竹の子は山菜の王様。
竹の子を楽しみに訪れる観光客の方が多く、
もちろん地元民にも大人気の「山の恵み」です。
竹の子は奥山へ行かないと、なかなか良いものが
採れないため林道を奥へ奥へ行くのですが...。
一昨年の台風19号の災害復旧が遅れ、奥志賀スーパー
林道が2年続けて通行止めに...。
いつもの山へは行けません!!
ということで、友人のお誘いで違った山へGO。
6/11の収穫です。
標高1580m位の日当たりの良い斜面で採りました。
天気も良く、あまりきつい斜面ではなく楽でしたね。
丁度よい大きさで、良い収穫でした。
6/19の収穫です。
この斜面は道路から近く、標高1500m位。
アクセスしやすい所なので、既に人の痕跡があり
苦労して採りました。
なぜか虫食いが多く、上物とは言えませんね。
道路にはクマの糞があり、早々に帰ってきました。
6/23の収穫です。
標高は1600m位。
太くて大きいものが多く、上物といえますね。
車から歩く距離が長く、かなり疲れますが
柔らかい竹の子で大満足です。
6/29の収穫です。
標高は1650~1700m位かな?
時期が遅くなるにつれ、標高を上げて行きますが
日当たりで生育に差があり、必ずしも思惑通りには
いかないのですが...。
今日はラッキー!でした。
朝から大雨でしたが、上物が一杯です。
頑張った甲斐がありましたね。
毎回、山から下りたら直ぐに皮をむいて
源泉「麻釜」へ。
温泉で茹でると風味が違います。
この後、保存のため瓶詰や缶詰にします。
山の竹の子の時期も、そろそろ終わりです。